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夢奇房の装飾のあれこれ いち
ずっと実は言おうと思ってたことがあるんだけどさ…
お前さ…作業しすぎて、怪我とかすんなよ!
こんちゃっす!木曜日ブログ担当のねるです。
公演まで残り18日、今日も元気にブログ更新です。
実は今期も大道具を兼任していまして、持ち前の不器用っぷりをいかんなく発揮し、
あっちこっちケガしてます。これも良い思い出・・・になるかな?
さて今回は「装飾班について」。
夢奇房の装飾の準備は前日作業が基本です。
人数も13回の時は5人、14回の時は1人とバラバラです。
少しシビアな話ですが、技術力で作業速度に差が出てます。
それも加味してどうにか完成させる計画を立てる必要があります。
その計画の立て方をお話しますね。
①メンバーとメンバーのスキルを測る。
まずは参加人数はわかります。そこに「自分のスキル」を「100%」として、メンバーのスキルはどのくらいかを考えます。
例えば、初心者なら「10%」、自分よりも経験豊富で作業が速いなら「150%」とあてはめます。
判断基準は好きに決めてよいのですが、私は「オリジナル作品の有無」「編み込みができるか」「クマを作る速さと綺麗さ(クマはループツイスト、ロックツイスト、ピンチツイストが入っているため。アップルツイストはプロでも苦手な人が多いので計算に入れません)」くらいで判断してます。
この%を上げるには「事前に作り方を決めて教えておく」「膨らませる作業に徹してもらう」などで数字はあがりますが、次の計算が面倒になります。
なおこの%は円滑な交友関係のために表に出さないほうが無難です。またA,B,Cという風にクラス分けでも機能しますよ。
②作業時間にその%をかけて総合計作業時間を出す。
次に総合計時間を出します。
拘束時間が11時間、トラブルや休憩で2時間とすると作業時間は9時間。
自分のスキルは、9時間×100%=9
Aさんのスキルは、50%なので9時間×50%=4.5
Bさんのスキルは、150%だけど参加時間は2時間ならば、2時間×150%=3
合計すると16.5。つまり自分だったら16時間30分で作れる作品ならばこのメンバーで作業時間内に完成させることができると判断できるわけです。
なお、手が空いたから手伝いに来てくれる人やスキルが10%以下は基本的に数字に入れません。
役に立たないという判断ではなく、バッファとして残しておきたいという考えですね。
③総合計時間から作れる作品を考え、時間配分を決める。
これはかなり経験則になりますが、「アーチ1台作るのに2時間として~」「人形を作るのが30分として~」という目安を決めます。
経験則なの?と思われるかもしれませんが、パーツの大きさなどによってどんどん変わります。
また人形は良いのですが、アーチなどの大物は「膨らませる時間」と「組み立てる時間」は別々に考えたほうが良いと私は思っています。
また案外忘れがちなのが「設置とコーティング剤を使う時間」と「保守の時間」です。
「保守の時間」は一個だけしぼんだ場合などに対応をすることで、これは周りを壊さないように(時には周りを壊して)直すので、
出来ればある程度経験のある人のほうがよいでしょう。こちらの場合は小さいもののほうが修理が大変です。
この時間配分で大幅に合計時間が越えたら計画の立て直しをする必要があります。
大体ピッタリか少しオーバーするくらいがちょうどよいでしょう。
なぜかといえばここで先ほどの手が空いた人や10%以下の人がサポートに入るので全体的に余裕が生まれるためです。余った時間でさらにおまけを作ったりします。
ここで時間を余らせすぎると早く終わりすぎるという事態に陥ります。それはそれでいいんですけどね。
なお今回は、火曜日のブログにも出てきてくれたみきてぃをサブチーフとして迎え入れ、現在3人でどうにか回せないかと画策中です。
来週は装飾のお話をお休みさせていただいて、別のお話を一つしたいと思います。
『自分だけで考えた、いろいろな新しいアイディアを持っていたのである』
今年も夢奇房ラジオが始まっています!さぁスパートをかけていきますよ!
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