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3週間を切りました。脚本も稽古をするたびに、修正を重ねています。
直すたびに「パーフェクト!」に近づくと思えば楽しいものです!ふふふん♪
それ以外にも、演出さんや演者さんとセリフや動作の意図の確認、各シーンの演者の動線や並び、ショップやホームセンターを駆け回って小道具を揃えるお手伝い…このブログもそうかな……などなど。どんどん消化していきたいと思います!
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脚本の駿一です。
いよいよ『ナイトショーは大胆に』の簡単な作品紹介をしようと思います。舞台は、とある街にあるキャバレー「Blue moon」。
そこで働く面々が、一つの衝撃の事実を知り、「全員」である目標に挑みます。
みんなで協力して…といきたいところですが、少し問題が…そう!舞台は「キャバレー」!
ジャンルは「バックヤード(舞台裏)もの」に入るのかな…?
何やらオトナの香りただよう世界ですが、「ブルームーン」で動き回る、個性豊かなキャラクターたちと共に、笑って、ドキドキ・ワクワクして、笑って、ハッとして、最後にちょっと微笑んで。
大人も子供も一緒に、そんな感情のジェットコースターを楽しんでもらえたら嬉しいです!もちろん、マジック、ジャグリング、クラウン、ダンス…と多彩なパフォーマンスは必見です!
みんな「私が一番だ!」とメラメラと燃えております…!!!
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通し練習・リハーサルは全ての出演者・スタッフが揃ってできるのが理想です。
が、出演者だけで20人近く、スタッフを含めればさらに増え40人超…となると、やはり仕事や学業などで来れず…という人もおり、全員揃うというのは非常に難しく。。。
そんな時、いない出演者を空席のままとはせず、代役が立てられ練習は進行します。
(※スタッフも他のメンバーが入ってカバーしています。)
夢奇房の練習では…
①お休みのメンバー代役を決める
②代役を割り当てられた人が『誰の代役か』を説明するところを撮影
③そのまま練習の模様を撮影
④後日、練習の映像を展開
という形をとっています。
こうすることで、お休みしたメンバー、そして他のメンバーも、舞台の流れ、出演者の動きの確認ができます。
もちろん正規の出演者のようにいかないところはありますけれど、誰かいるということが大事です。
…ちなみに…今日、僕よーわんも久しぶりに代役を担当しました。
たぶん7年ぶりです(笑。もしかしたらそれ以降にもやってたかもしれませんが。
7年前の時はスネアドラムを叩いていたなぁ…
それでは、今日はこの辺で!
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・2月最初の練習でしたー。
今日も通し練習を敢行。
通しをやる中で、各スタッフのQシートなんかも固まりつつありますよ。
・平日もそれぞれが公演の準備を進めていますが、やはり顔を合わせることができる週末(土日)は超重要。
今は完全に固まりきっていない舞台上のいろいろについて、パフォーマー・演出・スタッフが平日に準備してきたものを、週末の通し練習や個別練習でぶつける中で調整したり、ブラッシュアップしたり、というところです。
メール、LINEなどいろいろなツールで情報交換や連絡は取れますが…直接会うことに勝るものはありません。
・公演までの練習は、今日4日(土)を終えてあと5回。残りの5回、より一層濃いものにしていきたいものです!
・最後にたまには練習写真を…と思ったのですが、演出さんに掲載確認をちゃんとするのを忘れてしまいましたので、先週分にモザイクをかけて載せてみます。
シーン練も、パフォーマーさんの練習も含まれてます!本当です!
…ぜ、全然わからないですよね、すみません。。。
一つ教えられるとすれば…画像右下あたりにあるのは音響機材……聞きたいのはそこじゃない!って話ですかね(^^;;
以上、Web担当:よーわんでした。それでは、また。
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「2月」!
「ナイトショーは大胆に」!この2単語でとても身が引き締まります。
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脚本の駿一です。
皆様、「ナイトショーは大胆に」の公式サイトはご覧になりましたか?
「夢奇房ラジオ」が配信中です。現在、第5回!
最新の第5回は「児嶋いたる」くんがゲストに登場しています。
また、毎年恒例、本公演の参加者同士が対談する「カウントダウンインタビュー」も掲載予定です!
パフォーマーたちひとりひとりの、熱―く、そして楽しい話が今年も読めると思うと、僕たちもわくわくしています!「ナイトショーは大胆に」を観る前に、聴いて、読んで。
「一体どんな舞台なんだろう」と想いを膨らましてみてはいかがでしょうか。さて、突然ですがクイズです!
Q.以下の文章は前後の「ト書き*」を消したセリフです。
どんな設定でのやり取りだと考えられるでしょう?*ト書き=脚本おいて、俳優が声に出す台詞以外の部分。動きや照明や音響の変化などを指示したりする描写
A「わたしキツネ。あなたは?」
B「ボク?タヌキ!」
…
…ふんふん……
「どうぶつが…森とかで…出あったとこ」?……なるほど。たしかにここだけ読むと、アタモト(@atamotonu)さんのイラストを想像しちゃいます(可愛いよね!)。
でも、僕は「他の設定」をイメージして書きました。
勘の鋭い方ならスッとわかるかも!?そんな僕の答えは後ほど。
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今回のテーマは「セリフ」です。
「書き手」と「話し手」の両サイドからお話したいと思います。
まずは「書き手」。
今回、初めて書いて思ったのが、
「セリフが長くなっちゃうなー」
という悩みです。「セリフは短いほど良い」と言われています。
やはりそのほうが感情を乗せやすいですし、会話のテンポもよくなります。長くなる主な原因は「設定や状況、気持ちを観客に説明するためだけのセリフ」であることが多いです。
そういうセリフは、あんまりキャラクターが生き生きしないんですよね。「どうしたら短くできるか?」
学んで分かったことを、僕の備忘録も兼ねて、添削形式で紹介しようと思います。
例題。
お父さんが出かける前に鍵を忘れました。
玄関にいた近くの息子に言ったセリフがこちらです↓
「ごめん、テーブルの上の鍵を忘れたから取ってくれない?」
…うーん、これは結構な説明台詞(笑)。
さあ、これを少しずつ短くしていきましょう!!
①まず、忘れたことは、そのセリフの前の動きで伝えられます。カット!
↓
(お父さん、鍵がないことに気づく)
「ごめん、テーブルの上の鍵を取ってくれない?」②「テーブルの上」というのも、言われた息子がテーブルに近づけば分かります。
↓
(お父さん、鍵がないことに気づく)
「ごめん、鍵を取ってくれない?」
(息子、テーブルの上の鍵をお父さんに渡す)③最初と文末もいらないですかね?(優しいお母さんならそのままかなー?)
↓
(お父さん、鍵がないことに気づく。「ごめん」のジェスチャーで)
「鍵を取って」
(息子、テーブルの上の鍵をお父さんに渡す)④細かいですが、日常的な会話では意外と助詞の「に」「を」「へ」とかを省略して喋ってます。
「どこ(に)いく?」とか
「こっち(を)運んでくれる?」とか言いませんか?
(キッチリしたキャラクターとして、あえて助詞を残すというやりかたもできそうです。)
↓
(お父さん、鍵がないことに気づく。「ごめん」のジェスチャーで)
「鍵取って」
(息子、テーブルの上の鍵をお父さんに渡す)おそらく、プロの方はもーっと深い見直しです!ただ、僕はこんな感じで見直ししています。
そう削ぎ落とした上で、人物の魅力や関係性がわかる描写を加え、また削って…
…スクラップ&ビルドの繰り返しです(笑)。
もちろん純粋に
「この人になんて言わせよう」「この人はああ言われたらなんて返すかな」
というのもひたすら考えます。
たとえば、【好き】ということを伝えるために
ストレートに「好きですっ!」って言ってもらうか、
動きで表現してから「…鈍感」って言わせるか、
むしろ正反対の「大っ嫌い!」で好意を表現できるかもしれません。
こんなことしながら、ずっと言葉をこねくり回してます。
さて、稽古が始まって原稿を「話し手」に渡します。
毎度毎度、
「文字として読むのと、声で聴くのは別ものだなー」
と痛感させられます。
脚本は完成したら一度、自分で声に出して確認しています。
それでも、最終的に良い台詞だったかどうかは、本番の役者さんに読んでもらうことでズバッと分かります。
僕の場合、オカシな台詞は聞いていて耳がくすぐったくなるんです(笑)。
長かったり、語らせていたり、流れやキャラに合わなかったり…理由は様々なのですが。何度も引っかかって読みずらそうな時も、「自然じゃないんだな」と思って変えたりします。
でもそればっかりではありません!
たまには上手くいく場合もあります!(…うん、たまーに)
その人の声で聴いたときにじわーと響いたり、ゾクッとしたり。
「すげー!だれだこのフレーズ書いたの!」って言いたくなるくらいテンションあがります(笑)今ではそれよりもう一つ上のステップ、「台詞を超える」ことがしばしば出てきました。
役者さんは書き手以上にそのキャラクターについて考えているからでしょうね。どうしたらお客さんに響くんだろう?
テンポか?間か?
小声か大声か?
このセリフを言っているとき、何を思っているんだ?
こうした模索の末、表現がピタリと当たった時、本人はまるで「金塊を掘り当てたような嬉しさ」がこみあげてきているんじゃないうでしょうか!?
なので、最近のシーン稽古は
「なるほど、そういう言い方か!」
と役者の提案に驚いたり笑ったり。
正直、稽古日は楽しいです。
そういうところもセリフの魅力ですね。
書き手を離れ、物語に命が吹き込まれようとしています。
まさに「Live(ライブ)」までもう少しといったところです。お楽しみに。
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あ、そうだ!
最初の問題の答えを言っていませんでしたね!
前後のト書きを加えた、僕のイメージした設定です。
(琴のBGMが流れている。Aはメニューを眺めるとすぐにBへ手渡す)
A「わたしキツネ。あなたは?」
B「ボク?タヌキ!」
(雰囲気を察知した店員さんが、注文票を持って、二人のテーブルにやってくる)二人は定食屋に来ていたんですね。
ちなみに私はキツネうどん派です。
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皆さんも食事やお風呂で身体を暖かくして、風邪など引かぬよう、健やかに残り約3週間をお過ごしくださいませ。