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夢奇房オフィシャルブログ

マジック・ジャグリングを主体としたエンターテインメントチーム:夢奇房の公式ブログです。 日々の活動の様子をお伝えします。 次回、第16回公演『ファインダー・アウトレイン』は2019年2月11日(月)西東京市民会館にて開催予定です!

机上の空想 vol.8

(vol.7はこちら!)

 

公演が終わって一週間半が過ぎました。いかがお過ごしでしょうか。

 

近所の梅が花を咲かせていました。

「そういや枯れたはっぱも見なくなったな」と思ったら、3月でしたか(笑)。春近し!

カレンダーを数えたら1月1日から64日が過ぎ、年末まであとちょうど300日!

 

そんなことを調べつつ、時の流れの感覚を取り戻しはじめていマス。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

駿一です。ご来場ありがとうございました!

そして応援してくださったみなさんも、ありがとうございました!

 

さて、公演後のブログは裏話スペシャル!

作品の振り返りなどを色々書こうと思います。

今回は「各キャラクターについて(前半)」です!

 

○ウィル

最初の段階から「アクティブな人物にしたい」「ウィークポイントは本人の内面ではなく別のところに置きたい」、この2点を考えていました。素直になれないプライドと、それによって仲直りできない人間関係を彼のウィークポイントにしてみました。

ただ基本的には妹チェルシーとキャバレーへの愛情にあふれ、嘘はバレバレという可愛いところもあり、魅力たっぷりの「男の子」であったのではないでしょうか。ちょっとふざける感じは佐久間さんっぽい感じもしますね。ジワジワ退出のところとか(笑)。

「種明かしのシーンのセンターがとても気持ちいい!」と言ってもらえてうれしかったです。名前は呼びやすさと主人公っぽい名前をふまえつつ、強い「意志」と「未来」志向を込めて。

 

○マックス

皆を統括する副支配人!「彼が全てに目を配って指示しているから、個々の能力を『最大限(Max)』に引き出しているんだろうな」と思ってこの名前にしました

ウィルとマックスは最高の凸凹コンビになるように、かつ、二人がぶつかったときに面白くなるような相反する性格を考えるのに何度も試行錯誤しました。考え始めた夏場はほぼそこばっかり考えていた記憶が。

りょ→さんは稽古が始まってから、あまり経験のないクールな役作りに大変そうでした。最終的なりょ→さんのマックスは、クールな中にもひっそり顔を覗かせる人間味や人情のバランスが素敵で、そしてボケたり突っ込んだりする姿もお客さんをぐっと引き寄せ、最高のキャラクターに仕上がっていました。

 

○Mrバンカー

支配人のバンカーさん。完全に悪い役に徹してもらいました。

実をいうと悪いキャラクターって作ったことがなくて。「悪役には悪役なりのポリシーや目標があって、そのために動いている」という方針が立ってから「仲間はジャマ。お金を手にするためにカジノの設立を目指す」という今のキャラクターに仕上がりました。

裏設定では友人に借金を背負わされたので、あの性格、ということにしています。

夢奇房の舞台なので悪者といえど本来はちょっとふざけさせて中和させるのですが、「演技でしてるから大丈夫だな!」とグリグリ悪の道に進ませました(笑)。このキャラクターを味わってからの、あのパフォーマンス。武井さんのふり幅をみなさん堪能されたことだと思います。

武井さんは本当に支配人バンカーの表と裏のスイッチが絶妙で、稽古中、他の役者が「バンカーさんマジでムカツクわ!」というコメントには、みんな笑いつつも頷かされました。

ちなみにバンカーという名前、金持ち=bank(銀行)から取った…のではなく、映画オーシャンズ13の敵、アル・パチーノが演じた冷酷なホテル王Willy Bankから取っています。

 

◇ウィルとバンカー

バンカーは、文学用語でいうウィルの「シャドウ」、つまり、「ウィルが一歩間違えればなっていたかもしれないダークサイド」として描きました。両者とも頭が切れて先手を打つタイプなんですよね。単独行動を好むワンマン気質なところも似ています。ただウィルがバンカーと異なる点は、仲間がいたこと、そしてその仲間を信用して大事にしていたことだと思います。(ただバンカー役の武井さんは、部下の黒服役にとても優しかったとか。)

 

○タイラー

役割的には物語の裏回しをしているひょうきんなキャラ、というのは初期構想からすでにありました。具体的な部分は配役がぴあーさんに決まってからです。夢奇房では心に葛藤を抱えたキャラを連続で演じていたので、せっかくなら今度は本人のように明るく楽しくて、陽気で、愛嬌があって、テンション高い子分肌?なキャラを単純に演じてほしいと。まるでアニメキャラクターを見ているかのような動きで、稽古中に何度笑ったことか。

何より、本人がこの役を愛してくれたことが僕の喜びです。

名前に関して言えば、「(よく出てくるので)お客さんがすぐに覚えられ」て「冒頭のシーンで『この人は楽しそうなキャラだ』というのが伝わる」ようにしたいと考えていました。

この名前と「ライターのタイラー」のネタを思いついたのはほぼ同時でした。

 

○チェルシー

彼女の名前は、演出の来さんが唯一「この名前にしてほしい」と希望があったものです。

最初の設定はウィルの庇護対象になるような儚い?女の子でしたが、ゆきこさんから「ウィルやマックスと会話をしたい」というフィードバックをもらい、「そうか、兄のウィルと似たとこもある方が面白いかも!」と思って、ウィルとマックスの仲裁に奔走する猪突猛進な役に舵を大きく切りました。自身の足のケガに悩むシーンがあったり、秘密を抱えたり、実は繊細さも持ち合わせた複雑な役だったのでは、と今振り返って思います。

 

○マーティン

名前は僕が数個出した中から選んでいただいて。「タイムトラベルしそう!よい!」と(笑)。スタッフという役職は、パフォーマンスで先に確定していました。性格とキャバレー上での立ち位置は何度か変わり、稽古場や飲み会の席で関根さんとすり合わせました。最終的なマーティンという人物は、「楽しむ」ことと「楽しい」ことを見つける天才なのだと思います。

もう一つポイントでいうと、「喋らないマーティンがストーリー上でボディーランゲージ以外にどうコミュニケーションをとるのか」を考えた結果が「カメラ」でした。この小道具とマーティンを印象付けてもらうために、開演前のグリーティングで使っていただいたりと、関根さんは「マーティンとは何者か」ということに一緒になって取り組んでくださいました。ありがとうございます。

 

○エレック

電気系統なので「エレキ」は混ぜたいと思って「エレック」です。

永山さんには「エレック=音響・照明係」という設定を考慮して、演目にライト系を入れるなどキャラクターに寄せていただきました。

「役職から察するに、エレックはきちんと冷静にコメントできる人だろう」というところから性格づくりはスタートしました。臆することなく指摘する人物、キャバレーを始めコミュニティには欠かせない存在です。キャラクターのモデルは、はやみねかおるさんの「怪盗クイーン」シリーズに出てくるRDという人工知能だったりします。

イメージ通り機械的ではあるんですが、じわーっと「ほんわか成分」がエレックから漂ってくるのは、永山さんの人柄なのか…ちなみに永山さん本人はツッコミよりはボケ成分多めと私はみております(笑)。

 

○ダントン

エレックが「動く前に考える派」なら、ダントンは反対の「考える前に動く派」のキャラクター。大きなボケはダントンに任せていましたが、ホントにあれほど台本上で動かしていて楽しいキャラはいませんでした。個人的に脚本が決まってから、星さんにはセリフをしゃべってほしいと思っていたので、それが叶ってうれしかったです。本人が元々持っている空気感と合わさっていい役になりました。

ちなみにお酒の設定は、星さんが「パフォーマンス中に服を脱いで盛り上げたい」との要望があったので、それをクリアするためです(笑)。ダントンという名前は、大工から連想する「音感」で決めました。「ダンダン、トントン」って。結構この名前を私は気に入っていて好きです。響きも男らしい感じがしませんか?

 

○エリーゼ

ダンサーはキャバレーの象徴です。なので「目指せナンバーワン!」という思いを込めて女王の名でもあるエリザベスから取り、愛称の中から、イメージに合う「エリーゼ」にしました。(しばらくしてメンバーに「踊り子のチェルシーとエリーゼって両方お菓子みたいだね」と言われ、そういえばそうだなとも思いました(笑)。気づかなかった!)

性格はほぼ僕の思うRita*さんのイメージを凝縮させました。しっかり者で、視野が広くいつもメンバーをまんべんなく気にかけている。こういった存在ってグループになったとき大事だと思うんです。演目も人物的にもまさにバランス感覚に優れた彼女だったのではないでしょうか。

演技を一目見たときに魅了されました。「その体操を別のシーンで生かしてほしいなー」と、種明かしシーンのきっかけとなったのはこのエリーゼの演目だったりします。そしてマハラジャ君のキャラで確定しました。「この作戦はいけるぞ」と(笑)。金庫に向かって潜入するシーン、カッコよかったです。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

つらつら書いていたらこんなになっちゃいました!

書ききれなかったキャラクターについては、次の記事にてっ!(vol.9へ)

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