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夢奇房オフィシャルブログ

マジック・ジャグリングを主体としたエンターテインメントチーム:夢奇房の公式ブログです。 日々の活動の様子をお伝えします。 次回、第16回公演『ファインダー・アウトレイン』は2019年2月11日(月)西東京市民会館にて開催予定です!

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虹の裏側、お見せします!⑩
うかれている場合ではないと思うのですが、webやツイッターで
「夢奇房」「虹の独唱歌」などの単語で検索をかけているのが僕、
プロデューサーの清水です。嫌なプロデューサーだな。

過去のカウントダウンインタビューを読み返すと、
登場人物の名前の由来を紹介みたいなネタをやっていたので、
今回はそれをやってみようと思います。


■シオン
主人公が虹の音楽団の最後の団員だということは早い段階で決めてました。
虹である以上、最後の色はやっぱり紫しかあり得ないと思い、
さりげなく紫っぽさのある名前にしました。「紫+音」という由来ですが、
「シ+音」「詩+音」という意味も含んでいます。
シオンを演じた佐久間リーダーのブログカラーは紫。こういうのも計算のうちです。

■ミュゼ
ミュージックでおなじみ、音楽の女神「ミューズ」から。
何度も名前を呼ばれますので、呼びやすいように縮めました。
白が基調ですが、ヴェルデの娘なので衣装には緑の要素も入っています。
ゆっこちゃんのブログカラーも緑ですよ。
  ゆっこ 衣装の靴下を緑色にしました♪あとボツになりましたがカチューシャも当初は緑でしたね!

■アイリス
ギリシャ神話の虹の女神「アイリス」から。
インディの妹なので、藍色の衣装になってます。

■ヘリング
ミステリー小説用語で「意味のない手がかり」という意味の、「レッド・ヘリング」から。
言われれば納得、しかしすぐには意味の分からない名前をと思って考えました。
「ラム」も思いついたのですが、すぐにボツりました。「REDRUM」。うへへ。

■ロッソ
虹の音楽団の面々は色の名前から取ってます。ロッソはイタリア語で赤という意味。
リーダー格の色は赤しかないということで、自然と決まった感じです。
言うまでもなさそうですが、ロッソを演じた工藤ちゃんのブログカラーも赤です。

■アランチョ
オレンジという意味の「アランツェート」が由来ですが、「アランチョ」と縮め
夢奇房初のオカマキャラになったのは、脚本担当の島形麻衣奈さんの手腕です。
水野れおなさんの怪演もあり、実にオイシイキャラクターに仕上がりました。
カーニヴァル実行委員会の委員長でもあるので、カーニヴァルのイメージカラーもオレンジに。

■ジャロ
黄色のジャロ。演じた鈴木くんの希望もあってジャロは仕立て屋になりました。
もし鈴木くんが緑色(ヴェルデ)を希望したら、ジャロは「~じゃろ?」が
口癖になっていたかと思います。黄色を希望してくれてよかった。

■ヴェルデ
緑のヴェルデ。最初に出会う音楽団員なので、物語の仕掛けをお客様に説明する必要がありました。
ということで変人に(武井くんごめん)。他にも受付に設置するモニュメントの作者だったり。
演技をするときは誰だか分からないので、緑の要素は上着を脱いだベストにしてもらいました。
また、よく見ると靴下が緑色だったりします。

■アズーリ
父親のヘリングが赤、息子のシオンが紫なので、母親は青にしました。
こういう遊びを考えるのが僕の密かな楽しみだったりします。
サッカーのイタリア代表の相性に習って名前は「アズーリ」。
音楽団をしていたときもアコーディオンを弾いていたと思われますが、
ノリノリで名乗りのポーズなどを取っていたのでしょうか。

■インディ
インディゴから、藍色のインディ。izumaさんの希望もあって白い服装ですが、
これは既に音楽団から身を引いているインディの現在をよく表現していて、
却って良かったと思います。

■ミリオーニ
100万という意味のミリオーニ。英語の「ミリオン」です。
児嶋くんが「とにかくいっぱい出す」と意気込んでいたのでそういう名前に。
ちなみに「レインボーパレード」の正式名称は、「スーパーミラクル
レインボーエクストリームトラッシュトリプルガーランドミリオネアパレード」
というらしいです。なげーよ。

■ローザ
薔薇という意味から島形さんが「ローザ」と付けました。
後で知ったのですがピンク色という意味もあるそうで、
彼女のディアボロの色と一緒でハマっています。

■ビリエット
「小さな贈り物」という意味です。彼女の投げる飴は、リハーサルで奪い合いになってました。
余談ですが初期段階では島形さんが「バンボラ」と名付けており、
「バンボラはちょっと……バンボラはちょっと……」とずっと言われ続けました。

■チー
本人のクラウンネームから。
赤基調の衣装を着ていたので「赤の音楽団員だと思われたらどうしよう」と
内心ヒヤヒヤしておりました。
実力派のマジシャンが敢えて手品をしない、こういうのも夢奇房の魅力のひとつです。

■ボッカ
「お腹を空かせている」という設定があったので、クチという単語を選びました。
紫基調の衣装を着ていたので「紫の音楽団員だと思われたらどうしよう」と
内心ヒヤヒヤしておりました(コピペ)。
シアタークラウンフェスティバルの応援も、よろしくお願いいたします。

■レアルタ
英語の「リアリティ」と言えば分りやすいのではないでしょうか。
幻想的な演技をする彼だからこそ「現実」という意味の言葉にしました。
割と上手い具合にハマったのではないかと思ってます。

■ジーン
これは僕が付けた名前ではなく、本人の希望をそのまま採用しました。
星くんの尊敬するアポロ13号の飛行主任「ジーン・クランツ」からだそうです。
さすが「秒速で進化する男」、見事なイケメンぶりを発揮してくれました。

■アルロワ
もともとは銀という意味の「アルジェント」という名前でしたが、
「音楽団以外に色を意味する名前は付けたくない」と思い、
ギリギリに変更いたしました。アルロワは「朝焼け」という意味です。
「モニュメントを演技でカッコよくしてください」という無茶振りに、
苦笑しながらも素晴らしい演技に仕上げてくださいました。

■オペラ
音楽っぽい名前を付けたいといろいろ考えた中で、一番カッコイイものをチョイスしました。
これ以外に半濁音を含む名前がひとつもなかったので、使いたかったというのもあります。
こういう名前は強すぎて主人公格には使いづらいんですよね。
笑顔で楽しそうに演技をしていたことがすごく印象的でした。

■ヴォーチェ
第2幕の最初、バイオリンを弾いていたのがヴォーチェさんです。
猫の仮面を付けているのでそういう単語を探したのですがあまり可愛いものがなく、
見つけたときは「これだ!」と思いました。「鳴き声」という意味です。

■にゃスカレイド
なんかそういう名前が付いていたらしい、ヴォーチェさんの後ろでバイオリンを
弾いていた人たち。一応、マスカレイド(仮面舞踏会)のもじりです。


やっぱり名前というのはキャラクターの最初の個性だと思いますので、
できるだけこだわりたいところです。
現代劇ならともかくファンタジーですので、由来のある名前の方が僕は好きです。
 ゆっこ 清水さんのこだわりって本当にすごい!!毎回色々な気づきがあって、楽しかったです!

どのキャラクターが好きかと言われればもちろん全員なのですが、
敢えて一番を決めるとなると、ジャロだったりします。

一見すると、真面目でオーバーリアクションなだけの男ですが、
アイリスと一緒にシオンがいるのにシオンには声をかけなかったり、
シオンの僅かな心の動きに気づいて「なぜ歌詞を集めているのか」と揺さぶったり、
なんだかんだでシオンを歌詞集めの方向に誘導したり……となかなか侮れません。
鈴木くんの名演技のおかげでいいキャラクターに仕立てられました。

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